東京から北九州への移住レポート ⑤ 新幹線の予約・ペットへの配慮
東京から北九州へ!
30代夫婦+猫1匹の移住に関する備忘録。
今回はペットを連れての長距離移動、配慮、注意すべきことなど。
ペット中心です。
新幹線のチケット予約(東京→北九州)
搭乗日の3日前 までに予約すれば「EX早特」というお得なチケットを購入できます。
品川 or 新横浜 ~ 小倉の場合
普通席(1人)
EX早特:17,400円
通常運賃:22,310円
割引額:- 4,910円
グリーン車(1人)
EX早特:23,880円
通常運賃:29,440円
割引額:- 5,560円
2名分だと 1万円くらいお得 になります。これは絶対利用した方がいいですね💡
「EX早特」よりさらにお得な「EX早特21」というサービスは残念ながら東京→博多・小倉に非対応でした(泣)
座席の選び方
オススメは 喫煙ルームから遠い車両の最前席
テーブルが「前座席の背もたれ」ではなく「壁付き」で、通常より広く頑丈なので、その上にペットキャリーバッグを載せられます。
足元も広いので、手荷物大量でも置き場に困りません。
発車は何曜日・何時にすべき?
週末、連休、イベント、季節行事、旅行シーズンは混み合って座席が取りにくく、チケット代も高くなるので避けましょう!
静かにできる犬と違い、猫はほぼ確実に騒ぎます。マロは到着までアオアオ泣き続けてました…(走行音で意外と目立たなかったけど)
他の乗客の迷惑にならないよう、なるべく乗客が少ない時間 が無難。
始発 も考えましたが、意外と座席が埋まっていたので(出張サラリーマンが多いそう)ワレワレは 平日の朝7:00 にしました。当日、同じ車両には一人しか乗っていませんでした。
東京から小倉は約5時間、7:00発車〜到着は11:30でした。
早く行くほど早く着く ので 当日済ませられること が増えます。到着後にやることはかなり多いので、そうした意味でも「早めの出発」はオススメです。
ペットの運賃はかかるの?
新幹線では、ペットは 手回り品 という扱いになり 1匹につき280円 かかります(安いわぁ)
自動券売機で「普通手回り品きっぷ」を購入後、新幹線の改札窓口 でペット同乗について伝えると「切符がわりのタグ」をくれますので、バッグの目立つところに装着してください。
新幹線駅まで電車で向かう場合
一部鉄道もペット同乗は 手回り品 として280円かかります。
ペット運賃が必要な鉄道
- JR
- 近畿日本鉄道
- 南海電鉄
- 京阪電車
- 阪急電車
- 阪神電車
- 名古屋鉄道
東京の場合 JR以外は無料 です
新幹線駅までタクシーで向かう場合
我々は手荷物が多かったので、猫+手荷物で電車移動は不可能 と考え「JapanTaxi」というアプリで当日に配車手配をしました。
事前に配車予約はできない
東京→新横浜 だと 関東→神奈川 になり、タクシー業界のナワバリをまたぐからNG なんだそうです。
東京→新横浜の事前予約はできないけど、ドライバーに口頭でオーダーする分にはOK という謎ルール。
当日は朝早いこともあってヒマだったのか、家の周りにいたタクシーをサクッと捕まえ配車できました。
配車手続きから20分ほどで、普通のタクシーより大きめの、ミニバン型タクシーが来ました。空間にゆとりがあるのでペット連れも安心ですね。
禁煙など徹底されているのか、変なニオイもしませんでした。ワレワレは乗り物酔いにかなり弱いので何気に重要ポイント。「JapanTaxi」いいですよ!!
タクシー料金は約7,000円(約22km)
渋滞もなかったので、40〜50分で新横浜駅に到着しました。
イタい出費ですが、マロはパニックで鳴き続けるし、手荷物は激重だし、電車は朝ラッシュに巻き込まれる懸念もあったしで…タクシーじゃなきゃムリゲーでした
マーちゃんのために!マーちゃん第一!
猫のキャリーバッグの選び方
オススメは ショルダーバッグ・リュック型
両手があかないと切符を買うときも大変ですし、手荷物が多いと持ちきれなくなります。
キャリーはなるべく 窓がないタイプ にしましょう。犬と違い、家猫にとって 外界は恐ろしいもの でしかないので 外を見せる/見られるメリット はなく、ただ恐怖心を増幅させるだけ。
天井やサイドがメッシュになっているデザインなら、膝掛けなどをカーテンがわりにして 景色を遮断する とストレスが減ります。
プラスチック製のハードキャリーケースは重い・持ちにくい・かさばるのでオススメしません。布製のソフトキャリーにしましょう〜
猫のストレス軽減&トラブル防止
お漏らし対策
恐怖で失禁してしまう子は少なくないので、ペットシーツ を3枚ほど重ねてバッグの底に敷いておきましょう。
ペットシーツはズレないように、テープなどで固定しましょう(即グジャグジャにされます)
汚れたペットシーツを処理する ビニール袋 も持参しましょう。
声かけ
猫は疲れ果てて寝るまで鳴き叫びます。
マロは声枯れるまで叫びつづけ、結局マンションに到着するまで一睡もしませんでした。
叫んでいる間は、穏やかなトーンで声をかけてあげてください。「飼い主はそこにいる・そして落ち着いている・大丈夫なのかな?」と少しは安心してくれます。
定期的に顔を見せて、メッシュごしに「指のにおい」なども嗅がせてあげてください。
ただし、脱走の危険性があるので 移動途中は絶対にキャリーを開けないでください!
怯えるペットが可哀想でつい撫でたくなりますが、そこはグッと堪えましょう。
脱走対策
外が怖いくせに「出せ〜出せ〜」と暴れる子もいます(マロです)
実は新幹線内で1度キャリーから ニュ〜っとマロが出てきたんです。
出発から数時間、ず〜〜〜っと内側からチャックに頭突きし続けて、少しずつチャックがズレた模様(根性の成果ともいえる)
速攻で押し込めてチャックをキュっと締め直しましたが、もしトイレに行ってたり、寝落ちしてたらと思うとゾッとします。
内側でどれだけ暴れてもチャックが開かないよう、カラビナをつけたりひと工夫するとよいかもしれません。
また、万が一ペットが逃げてしまった場合に備えて、連絡先を書いた首輪・ハーネス を着けておくと、より安心です。
ごはん
乗り物酔いで吐かないよう、前日の夜ご飯を済ませたらそれで最後。当日はごはんをあげないようにします。
満腹でも、胃が空っぽすぎても酔うので 新幹線に乗る6時間前 には最後のご飯をあげてください。
お水は直前までOKですが、飼い主がバタバタしているので飲んでくれない可能性もあります。
移動途中は緊張&パニック状態で、飲み食いする子はほぼ居ません。
先述の通り、外でキャリーバッグを開けると脱走のリスクがあるので 到着までは絶食 となります。
周囲の乗客への配慮
あまりに鳴きやまないようであれば、一度キャリーバッグごと廊下に連れ出すなど、周囲の乗客にも配慮しましょう。
ただ、新幹線のゴォォォォーという走行音自体が大きいので、アオーンアオーンと鳴いていても実際あまり聞こえませんでした。
暑い日は避ける
脱水症状を防ぐ為 真夏の猛暑日 は可能な限り避けてください。
どうしても猛暑日が引っ越し日になってしまった場合は、熱中症対策を最優先にして「日向にキャリーを置く」「荷物置き場に入れる」など、暑い場所に放置するようなことは絶対にしないでください。短時間でも死に至ります。
ペットを飛行機輸送する場合
新幹線と違い、飛行機は犬猫ペットを手荷物として連れ込めません(金魚やカメ、昆虫類は条件によってOK)
ペット専用の座席もないので 貨物室 に行くことになります。
貨物室は他所の犬も猫もいっしょくたに詰め込まれるので、恐怖・空間ストレスは非常に大きいものとなります、
また、真夏の場合 貨物室は空調がない ので凄まじい暑さになります。気圧調整もなく、高度2000mの山頂と同程度の状態に。
到着したら犬が死んでいた という悲しい事故もあり、その後下記ルールが追加されています。
夏季に受付NGの犬種
ブルドッグ や パグ などの 短頭犬種(顔がペチャっとしてる犬)は、生まれつき体温調節が殆どできないので暑さに弱く 搭乗不可の期間 が設けられています。
夏季NG犬種の詳細やペットの搭乗料金 は下記リンクをご参照ください
移動時間の短い飛行機は人間にとっては快適でも、貨物室送りとなる動物にとっては 地獄 といっても差し支えない過酷な旅路に。
ちなみに 何か起きても航空会社は一切責任をとってくれません。
事情があり、どうしても飛行機にする必要がある場合は、せめて春や秋など 気候が穏やかな時期 を選びましょう。
飛行機では「ハードキャリーケース」が必須
飛行機に預ける場合、頑丈なプラスチックで出来た IATA(国際航空運送協会)の規定に適合しているハードキャリーケース に入れることが必須となります(脱走防止・安定・安全のため)
布製のソフトキャリーバッグや、ドアにきちんとしたロックがついていない簡易ケージでは受け付けて貰えませんので、ご注意ください。
ペットの飛行機搭乗にかかる費用
1匹:約5,000円〜6,000円
280円の新幹線と比較するとかなり高いですね。ちなみに LCC(マイナー・格安系航空会社)はペット非対応のところも多いです(スカイマークは対応)
必然的に JAL や ANA を利用することになるので 飼い主の搭乗料金 も高くなります。
やむをえない事情がないかぎり、飛行機は避けましょう…
ぜったいヤダ〜こわい〜(泣)マーひゃぁぁん!
次回予告
次回は「引越し当日の流れと注意点」のレポートになります!
新幹線や飛行機で向こうに到着したあと、実際にどういった流れになるか。
一息つけるまでの工程になります。
ご参考になりましたら幸いです♪
- 当記事の掲載内容は2019年7月時点での情報です
- 30代夫婦+猫1匹が東京の実家から北九州の賃貸マンションへ移住したケースです
- 移住する方の年齢・人数、物件・業者の違いにより、受けられる制度・補助金額は変わります
- 赤ちゃん〜お子さんに関する情報は含まれません
- 就職・就活に関する情報は含まれません